婚約指輪(エンゲージリング)・結婚指輪(マリッジリング)では、多くの人がプラチナ素材を選んでいます。なぜでしょうか??なぜなら、プラチナは結婚というシーンに最適な金属だから。今回はプラチナが選ばれる理由をお伝えいたします。
①色合い
プラチナの和名は“白金”。透き通るような純白の輝きは、清楚でピュアなイメージを与えます。ダイヤモンドとの相性も抜群ですし、日本人の肌色やキメの細かい肌質にも合います。日本では、皇后美智子妃がご婚儀の際に、プラチナとダイヤモンドで作られたジュエリーを着用し、そこからブライダルでは人気の素材になりました。
また、海外ではゴールドを主流とする国も多くあります。【ゴールド=富の象徴】であり、経済力のアピールにも繋がりますが、日本人の美意識の中に、プラチナのひかえめな美しさがしっくりとくるのかもしれません。
②希少性
プラチナは、1トンの原稿石からたった3gしか採れません。産出国は、カナダ、ロシア、アフリカなどの限られた国のみで、世界各地で産出可能なゴールドに比べると20分の1の産出量です。レアメタルという希少金属で、精錬作業にも長い時間をかけるため、比較的高価です。その希少性がプラチナの品位を高めています。
③変質・変色しにくい
プラチナは酸にもアルカリにも強く、汗や温泉、プールでも変質・変色しにくい性質を持っています。さらには摩擦や高温などの刺激にも耐えます。日常生活で考えられる状況では、特に問題なく、安心して着けていられる素材なのです。対して、ゴールドやシルバーは硫黄や塩素等の成分で酸化する可能性もあるので注意が必要です。
④純度が高い
国内におけるプラチナの含有量は85%以上と定められています。他金属と比べても高い純度です。 ブライダルにおける“ピュア”なイメージには純粋性の高いプラチナがぴったりですね。純度の世界基準はプラチナ950(プラチナの含有量95%)。割金が少なく、品位の高い素材であることが一目瞭然です。
⑤デザイン対応やすい
プラチナの性質は粘り強く、しなやか。そのため、様々なデザインに対応できますし、繊細なものでも安心です。ダイヤモンドなどの宝石もしっかりと支えることが可能で、表面加工やサイズ変更にも適しています。長年身につける結婚指輪にはもってこいの性質です。