銀座の結婚指輪BRIDGEのブログ

皆さんこんにちは!ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

今日はフィリッペンス・ベルト氏のお任せグレードのダイヤモンドで色グレードがH以上に成っている理由をご案内いたします。まず初めにフィリッペンス・ベルト氏のお任せグレードとは?なんだ?という方も在ると思うので、ここを説明します。

ダイヤモンドのカラーグレードは国際的な基準で評価されています。4Cという評価方法なのですが、実はこの4C、国と地域によって導入している鑑定機関によってその色の表現方法が異なるのです。日本国内で最もポピュラーなのはG.I.A.方式です。G.I.A.のAはアメリカのAです。鑑定鑑別機関の本体がアメリカなので本国アメリカとイギリス中心に、この2国とゆかりの深い国ではG.I.A.方式が採用されています。しかし、アントワープブリリアントの専属研磨師で有るフィリッペンス・ベルト氏が活動しているベルギーはH.R.D.方式を採用しています。H.R.D.方式ではカラーグレードの表現がG.I.A.とは少し違っています。例としてはG.I.A.のDカラーはH.R.D.ではExceptional White+(エクセプショナルホワイトプラス)EカラーはExceptional White(エクセプショナルホワイト)FカラーはRare White+(レアホワイトプラス)GカラーはRare White(レアホワイト)HカラーはWhite(ホワイト)と表記します。

G.I.A.ではFカラー迄をカラーレス無色、Gカラー以降をほぼ無色と表現しますが、H.R.D.ではHカラー迄はホワイト白色と評価します。無色と白色難しい表現ですが、H.R.D.方式の浸透しているヨーロッパではHカラー、ホワイトまでは白色無色と考えますので、ヨーロッパの宝石店ではHカラー迄ハイカラーとして取り扱っているのです。銀座でもヨーロッパが本店の宝石商ではHカラー迄アメリカが本拠地の宝石商ではFカラー迄を高品質カラーとして取り扱っているのはその為です。

アントワープブリリアントはベルギー発祥ですのでHカラー、ホワイト迄エンゲージリング用の無色白色と評価しています。ですのでベルト氏のお任せグレードもHカラー迄がその範囲となっているのです。

お任せグレード

端的に言うとベルト氏が研磨したダイヤモンドの内、原石の検査の段階でFカラー以上VSクラス以上の評価にならない事がわかっていた原石から研磨されたダイヤモンドの事をお任せグレードと呼びます。お任せグレードでは使用するダイヤモンドの原石品質はTOP of TOPの0.096%から厳選しています。しかし最終グレードはF以下、もしくはVS以下のグレードの成るであろうことが”事前にわかっている原石をベルト氏が選びだした場合のみ”お任せグレードとして販売しています。

つまり美しさは通常のグレードのダイヤモンドから見て殆ど損なわれませんが、4Cグレードにおいて低品質と判断されるダイヤモンドをお任せグレードとして販売しています。価格の目安としては

0.2ctサイズ(H以上SI以上)120,000税別

0.25ctサイズ(H以上SI以上)165,000税別

0.3ctサイズ(H以上SI以上)200,000税別

0.4ctサイズ(H以上SI以上)300,000税別

0.5ctサイズ(H以上SI以上)400,000税別

※価格は予告なく変更する場合があります、予めご了承ください。現在の価格については店頭スタッフまでお問い合わせください。

上記価格もあくまで基準です、中には極端に黄色の強いダイヤモンドを研磨するケースや、変形カットなどの特殊な形に仕上げる事もあります。特にアントワープブリリアントで取り組むボツワナを含むアフリカのダイヤモンドは超高硬度から発揮される表面反射(シンチレーション)や産地の特性でケープと呼ばれる黄色系のダイヤモンドの中にも魅力的な原石が多数存在しています。そうしたダイヤモンドの魅力をお伝えするのもお任せグレードの楽しさかもしれません。

また、そんな魅力ある原石を見つけた場合ベルト氏は積極的にそうしたダイヤモンド原石を研磨して仕上げていくのです。このブログでもたびたびご案内していますが、ダイヤモンド原石にはもともと持っている美しさが有ります。研磨作業はその美しさを引き出す作業ですのでベルト氏は美しいと感じた原石を研磨していく職人なのです。

世界最高の研磨職人の手で引き出される究極美

上写真の品物はお任せグレード0.3ctとして届いたダイヤモンドです。ベルト氏の研磨したお任せグレードのダイヤモンドは鑑定されています。すでにグレードのわかっている(確定している)状態で輸入されます。しかし本来このグレードのダイヤモンドに鑑定書(グレーディングレポート)を発行していませんでしたのでIIDGRやCGL(中央宝石研究所)で発行された鑑定書を添付していません。

鑑定済み鑑定書未発行なのです。(写真のダイヤモンドは鑑定した場合のグレードは0.315ct Gカラー VS2 3EX/HCです)

代わりにBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーではAGL鑑別団体協議会加盟の鑑定機関でもう一度鑑定させた内容をジュエリーの品質保証書内に記載してお客様へダイヤモンドをお渡しさせていただきます。その際”鑑定ナンバー”も同時にお渡ししますので、鑑定書(グレーディングレポート)が必要な場合はそのナンバーでいつでも鑑定を取得していただけます。またご希望により有料にて鑑定書をお出しすることもできますのでその場合はお問い合わせください。

ご結納やお顔合わせで婚約記念品としてのお披露目の機会があり婚約リングを、皆さんの前にお披露目したり飾る場合にはダイヤモンドの鑑定書が一緒に飾られる方がより形式的になり「キチンと感」演出という面でも良いかもしれません

またお任せグレードのダイヤモンドの中にはイレギュラーですが中には強い蛍光性を発揮するダイヤモンドを選ぶケースなどもあるようです。そうした場合はダイヤモンドそれぞれの持つ魅力と特徴について店頭で詳しくご案内させていただいたうえで販売させていただきますのでご安心ください。

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