おはようございます。新人ジュエラーの斉藤です。真夏のギラギラした陽射しにキラキラ輝くダイヤモンド!そのダイヤモンドの価値を表す、本日のお題は「カラット」です。よく聞く言葉ですが、私自身よくわかっていない言葉でもありました。
カラットとは、ダイヤモンドの価値を判断・評価する基準となり、”ct”と表記されるダイヤモンドの重さを表す単位なのです。1カラットは”1ct”と表記します。(ダイヤモンドの価値をより詳細に決めるのは「4つのC」というものはがあるのですが、それはまた後日のお話とさせていただきます…)カラット(ct)ってサイズではないんですね~、私すっかり勘違いしておりました!1カラット(ct)は0.2gで、大きさの目安は直径6.5mm。カラット(ct)数が大きくなるほどダイヤモンドの価値も価格も上がっていきます。カラット(ct)の語源は、ダイヤモンド(石)を量る秤の分銅に豆を使っていたこと、その豆が中近東ではマメ科の植物デイコの実(アラビア名quirrat)、地中海沿岸ではイナゴマメの実(ギリシア名karation, carob)が使われており、それが語源になったという説があります。それらの実が乾燥すると1粒の重さは約0.2g位の大きさになり、どの豆をとっても均一なことから重さを量るのに適していたようです。現在のように1カラット(ct)=0.2gとして表記されるようになったのは1906年頃のことで、まだ100年程しかたっていません。ちなみにカラット(ct)数が同じダイヤモンドでも、カットグレードで大きさの見え方が変わってきます。カットグレードが高いとダイヤモンドは大きく見え、カットグレードが低いとダイヤモンドは小さく見えることがあるそうです。という訳で、カラット(ct)数だけで選ばない方が良いのですね!また、指が小さいほどダイヤモンドは大きく見えるそうです。まさに華奢で繊細な我々女性を彩るアイテムなのですね~♪また、金製品の金の純度を示す単位もカラット(karat=kt)と日本語の発音が同じなので、混同されることが多いそうです。金の表記は”K”で、18金=18Kと表記されていますよね。
では、皆さんどれくらいのカラット(ct)数の指輪を選ばれているのでしょうか?一般的にカラット(ct)数が大きければダイヤモンドの存在感があり、ゴージャスで華やかな印象になります。逆にカラット(ct)数が小さくなるほど清楚で可憐な雰囲気になります。目安で言うと、0.3カラット(ct)程度が女性の指に着用した時におとなしすぎず派手すぎない印象を与える平均的なサイズのようです。もちろんお好み次第ですので、デザイン・バランス・着け心地などで選ぶと良いですね!
カラット(ct)から話がそれてしまいますが、先にご説明した通り、ダイヤモンドは熟練した職人のカットにより「輝きや価値」が大きく違ってきます。BRIDGE銀座では、世界的に有名な、現在最も熟練した研磨職人「フィリッペンス・ベルト氏」が研磨したダイヤモンドを取り扱っております。是非ご自身の目で、その素晴らしい技をご覧になりにいらっしゃいませんか?
フィリッペンス・ベルトの紹介