銀座の結婚指輪BRIDGEのブログ

皆さんこんにちは!ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

今日は世界で初めてエンゲージリングを受け取ったとされるブルゴーニュのマリーについて書いてみます。私がこの業界に入ったころは情報がまだまだ曖昧で、【エンゲージリングを始めて贈られたのはブルゴーニュのマリーと言う女性】とその位のざっくりした情報しかなかったです。

ちょっと整理して考えてみます。先ずは【ブルゴーニュ】ブルゴーニュ??ワインの産地ですか?って感じですよね?その通りワインの産地ではありますがブルゴーニュと言う国は2020年現在どこにもありません、しかもワインで言うところのブルゴーニュはフランスの地方の名前なんですね!ブルゴーニュワインで有名なのは”ピノ・ノワール種”で作られる”ロマネコンティ”でしょうか、そのフランス・ブルゴーニュ勿論今回出て来るブルゴーニュとは深いかかわりが有ります。現在のブルゴーニュはフランス東部の町ですので、した地図でもお分かりの様に現在のベルギーは目と鼻の先です。お察しの通り中世ヨーロッパーにおいて強い力を持ったブルゴーニュ公国が現在のブルゴーニュの元となっています。ブルゴーニュ公国はフランス領内の公国領でした。1477年に滅亡してフランスに編入されてしまいます。

ここで言うブルゴーニュのマリーは中世ヨーロッパのブルゴーニュ公国のマリーと言う女性の事なのです。因みにこのエリアは基本的にキリスト教でしかもカトリック系の国が多いです。カトリックはイエス・キリストの母マリア様が重要な宗教です。その為教会内にはシスターがいます。これがもう一つのキリスト教”プロテスタント”だとシスターはいません。

マリア様のスペルはMARIA(マリア)です。この同じ書き方で国によって発音が異なります。マーリアやマリーア、マリー、等、全部実は聖母マリアの名前から取られた名前なんですね、ですのでヨーロッパの女性の名前でマリアはかなり一般的です。中世ヨーロッパ、ブルゴーニュのマリーだけでは相当な人数がいて度のマリーさんかは特定が難しい、、、と思ったら、ブルゴーニュのマリーはブルゴーニュ公国の一人娘マリーさん、ブルゴーニュ公国領のお姫様の事なんですね!

マリー姫を調べて見ると、絶世の美女で10歳になる前に多くの男性から求婚されています。最終的に結婚するオーストリアのマクシミリアンも一回振られてます。当時のヨーロッパは家柄を重んじる文化だったので、強大な力を持つブルゴーニュ公国の跡取り娘との結婚は周辺の弱小領主や王侯貴族から見ても魅力的だったことでしょう。しかも絶世の美女とくれば引く手あまたを通り越して物凄い人気だったと想像されます。

という事でウィキペディアで紹介されているマリーさん一覧w

  • マリア1世 (ポルトガル女王) – ポルトガル王国の女王。
  • マリア2世 (ポルトガル女王) – ポルトガル王国の女王。
  • マリア (シチリア女王) – シチリア王国の女王。
  • マーリア (ハンガリー女王) – ハンガリー王国の女王。
  • マリア (ルーマニア王妃) – フェルディナンド1世 (ルーマニア王) の王妃。
  • マリア (ユーゴスラビア王妃) – アレクサンダル1世 (ユーゴスラビア王) の王妃。
  • マリア・アレクサンドロヴナ (ロシア皇后) – ロシア皇帝アレクサンドル2世の皇后。
  • マリア・アレクサンドロヴナ (ザクセン=コーブルク=ゴータ公妃) – アルフレート (ザクセン=コーブルク=ゴータ公) の妃。
  • マリア・ニコラエヴナ (ニコライ2世皇女) – ロシア皇帝ニコライ2世とアレクサンドラ皇后の三女。
  • マリア・ニコラエヴナ (ロイヒテンベルク公妃) – ロシア皇帝ニコライ1世の皇女。
  • マリア・パヴロヴナ (ザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ大公妃) – カール・フリードリヒ(ザクセン=ヴァイマル=アイゼナハ大公)の妃。
  • マリア・ビトムスカ – ハンガリー王カーロイ1世の王妃。
  • マリア・フョードロヴナ (パーヴェル1世皇后)
  • マリア・フョードロヴナ (アレクサンドル3世皇后)
  • マリア・フォン・エスターライヒ – ハンガリー王・ボヘミア王ラヨシュ2世の王妃。
  • マリア・フォン・エスターライヒ (ユーリヒ=クレーフェ=ベルク公妃) – フェルディナント1世 (神聖ローマ皇帝) の娘。上記人物の姪。
  • マリー・ド・ブルゴーニュ(マリア・フォン・ブルグント) – マクシミリアン1世 (神聖ローマ皇帝) の妻。
  • マリア・デ・アブスブルゴ(マリア・フォン・シュパーニエン) – マクシミリアン2世 (神聖ローマ皇帝) の皇后。
  • マリア・ドゥンゲリア – カルロ2世 (ナポリ王) の王妃。
  • マリア・デ・アラゴン (カスティーリャ王妃) – フアン2世 (カスティーリャ王) の最初の王妃。
  • マリア・デ・アラゴン・イ・カスティーリャ – マヌエル1世 (ポルトガル王) の王妃。
  • マリア・デ・ポルトゥガル (カスティーリャ王妃) – アルフォンソ11世 (カスティーリャ王) の王妃。
  • マリア・デ・ナバラ – ペドロ4世 (アラゴン王) の最初の王妃。
  • マリア・デ・カスティーリャ – アルフォンソ5世 (アラゴン王) の王妃。
  • マリア・デ・パディーリャ – ペドロ1世 (カスティーリャ王) の愛妾で、実質的な王妃。
  • マリア・デ・ラス・メルセデス・デ・オルレアンス – アルフォンソ12世 (スペイン王) の王妃。
  • マリア・デ・ラス・メルセデス・デ・ボルボーン・イ・アブスブルゴ=ロレナ – アルフォンソ12世 (スペイン王) の長女。
  • マリア・デ・ラス・メルセデス・デ・ボルボーン=ドス・シシリアス – フアン (バルセロナ伯) の妻。フアン・カルロス1世 (スペイン王) の母。
  • マリア・コムネナ (ハンガリー王妃) – ハンガリー王イシュトヴァーン4世の王妃。
  • マリア・ラスカリナ – ハンガリー王ベーラ4世の王妃。
  • マリア・ヴァレフスカ – ポーランドの伯爵夫人。ナポレオン・ボナパルトの愛人

という事で明日はどうしてエンゲージリングをもらうことに成ったのか?を書いてみたいと思います~~~

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