BRIDGE ANTWERP > スタッフブログ > 英国の王室にも選ばれる、アフリカ産の天然ダイヤモンドは、クリーンでエシカルで美しい
銀座の結婚指輪BRIDGEのブログ

ダイヤモンドの産地は、どこがオススメ?

BRIDGE銀座にお越しいただく方で、プロポーズ用のプロポーズリングや、婚約指輪をお求めになる方から、ダイヤモンドはどのように選べばいいのですか?とよく聞かれます。質問の内訳の大半が4Cの品質指標のうち何を大切にして選べばいいのか?ですが、最近よく聞かれるのが、どこの産地をえらべばいいロシア産はあつかっていますか?と聞かれる事が増えて来ました。環境問題、エシカルであるか、SDGsへの関心の高まりから、人工ダイヤモンドについてどうなのですか?など自分が手にする物が社会とどうつながっているかを大切にする方が増えてきていると感じます。どの産地を選べばいいのか?ロシア産はあつかっていますか?の質問にお答えします。

AntwerpBrilliantのダイヤモンドは、天然アフリカ産がメイン

ダイヤモンドは等軸状結晶で8面が最も硬い

サイトホルダーや原石ブローカー、ダイヤモンドカッター・ポリシャー等、ダイヤモンドのプロフェッショナルの間では研磨済みダイヤモンドではアフリカ産のダイヤモンドが美しく仕上がるという事が暗黙の常識の様になっていました。その結果【美しい物はアフリカから】という格言が誕生した程です。実際にボツワナのメイカブル品質のダイヤモンド原石の仕上がりはロシア産の平均的なソーヤブル・ダイヤモンド原石と同等若しくはそれ以上の美しい仕上がりとなるために、原石段階での販売価格は世界最高なのです。ただ、産地や原石品質の違う同じ4C評価の研磨済みダイヤモンドの美しさ(見た目)には差があります。2000年頃に成ると業界では新たにカナダやオーストラリア、ロシア産が加わった事で産地毎のダイヤモンドの特徴が次第にダイヤモンド加工業者を中心に判ってきました。同じ鉱物であるダイヤモンドの結晶構造の偏りや、研磨にかかる時間の差が有る事、(これは2017年に解明されるダイヤモンドの硬さの違いに繋がっていきます。)等が判明してきます。美しいアフリカ産の天然ダイヤモンドをお勧めします。

研磨済みダイヤモンドの産地による価格差

婚約指輪で人気のラウンドブリリアントカットは通称RBと呼ばれる

ちなみにダイヤモンドの品質を定めるGIAによる国際基準4Cでは、研磨済みダイヤモンドは産地による価格の差が無い事に成っています。お店単位でも「○○産なので高額です」とは成っていないのではないかと思います。研磨済みダイヤモンドの価格は産地毎ではなく国際的な評価基準4Cによってその価値が決められているからなのです。ですから今の所ダイヤモンドを産地で選ぶという概念は一般的ではないのではないでしょうか?また産地オリジンは鑑定鑑別機関では特定できませんので、鉱山会社と直接的に取引している場合の除き産地を特定して販売することが現在のルールではとても難しいことではあります。

永久凍土を”核爆破”して採掘されるダイヤモンド

永久凍土を核爆破して汚染されたロシア産

1970~80年代ロシアでは永久凍土を核爆破して地下資源採掘を進めた歴史があります。しかしこのダイヤモンドの採掘エリアでは核爆破が【逆火・Back-Fired】してしまい、広大なエリアを核物質(放射能)で汚染してしまったのです。一度汚染されると長期間にわたってその影響から逃れる事の出来ない放射能。その為、この鉱山で働く工夫は日常的に被爆し命の危険にさらされながら働くのです。見返りとして一般的な労働者に比べて高い賃金で雇われるため、ロシア国内から出稼ぎ労働を余儀なくされる人が後を絶ちません。世界ではその現状を看過できないとする意見が多いのです。

現在セレブや王室、貴族の間ではロシア産ダイヤモンドへの不買が広がっている?

現在セレブや王室、貴族の間ではロシア産ダイヤモンドへの不買が広がっていると言われています。イギリス王室でも王子が婚約の記念宝石に選んだのはボツワナ産ダイヤモンドであったことが報告されています。アフリカのダイヤモンドが美しさに勝るとはいえ、なぜロシア産ダイヤモンドは選ばれないのでしょうか?アフリカやカナダなどクリーンなイメージの産地のダイヤモンドに注目が集まる一方、クリーンで安全な合成ダイヤモンド【ラボグロウン・ダイヤモンド】への注目も見逃せません。アメリカのセレブレティーの間では合成された人工ダイヤモンドもエシカルでクリーンな事から人気を博しているのです。では逆にセレブや貴族・王族は何故ロシア産ダイヤモンドを選ばないのでしょうか?その理由は看過できない自然環境の破壊と劣悪な労働環境に有ります。

クリーンでエシカルなボツワナのダイヤモンド

ボツワナのダイヤモンド鉱山ジュワネング

写真はボツワナのジュワネング鉱山

一方ボツワナをはじめとする地下資源採掘王手”デビアス”の運営する鉱山では正しい労働環境でクリーンな採掘が展開されています。地下資源採掘を行う鉱山の何倍ものサイズの森林を保護する活動を行っています。特に野生動物の保護にも力を入れており、昨年も隣国モザンビークへ良環境で増えた野生の象を移動するプロジェクトなどが様々なニュースでも報告されています。さらに鉱山のある地域に住む暮らす人々の生活インフラの整備や生活水準の向上に努め地域と一体になって地下資源開発に取り組んでいるのです。西側諸国のセレブレティや知識人が”ロシア産を選ばない”というよりはダイヤモンドの産地やバックグラウンドに興味を持ち最終的にクリーンでエシカルなダイヤモンドを選ぶ人が増えているのです。結果的にロシア産よりも”クリーンでエシカルな産地のダイヤモンドが選ばれている”という事なのです。貴方の大切な人に贈る記念のダイヤモンドはどの様なバクグラウンドで採掘されたものが相応しいでしょうか?

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