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6月の誕生石アレキサンドライトとは

6月の誕生石アレキサンドライトを使用した婚約指輪6月の誕生石アレキサンドライトを使用した婚約指輪

アレキサンドライトは、鉱物クリソベリルのうち変色性を示す非常に珍しい変種です。光のスペクトル580NMの周波数の吸収帯により、赤と緑のアレキサンドライトを光源を変えて観察すると色が赤から緑に変わります。1830年代にロシアのウラル山脈で発見され、現在ではスリランカ、東アフリカ、ブラジルで見つかっていますが、上質の石は非常に稀で貴重です。変色性を示す宝石アレキサンドライトは、優れた色の変化があるほど高価値とされています。

1830年 アレキサンドライト発見

アレキサンドライトは、ロシアのウラル山脈で発見されました。帝政ロシア時代のウラル山系タコバヤ川流域の花崗岩地帯から、深緑色に異様に光る原石を掘り当てた鉱夫コシェルニコフは、「これはエメラルドでは?」と胸を弾ませて加工場に持ち帰りました。持ち帰った原石をロウソクの灯で照らして見直すと、グリーン系だった筈の石が何と赤色石に“変身”しました。

科学の水準を超えた神秘のカラー

この神秘的な現象に驚き、天からのお告げではないかと鉱夫コシェルニコフは考えたそうです。その神秘的な石はノボシビルスク(西シベリア)の王立科学アカデミーに持ち込まれて、「クリソベリルの一種」と判定されますが、当時変色についての謎は解明できず、当時の科学水準を越えていました。

皇帝アレクサンドル2世

謎のベールに包まれた神秘的なその石アレキサンドライトは、時の皇帝ニコライ一世に献上されます。石と皇帝が出会ったその日1830年4月29日は、たまたま長男アレクサンドル・ニコライエビッチ皇太子12歳の成年式典日だったことから、皇太子(後の皇帝アレクサンドル2世)の名が宝石名になりました。

ロシアでは「皇帝の宝石」と呼ばれる

アレキサンドライトは、ロシアの農奴を解放した皇帝アレクサンドル2世の名前が付いたことから、ロシアでは「皇帝の宝石」と呼ばれるほどに特別な宝石です。命名されました当初フォルスネームとして取り扱われましたが鑑定鑑別機関によっては鉱物名クリソベリル、宝石名アレキサンドライトとして表記します。

チェンジカラー

白熱灯のしたで赤く光るアレキサンドのジュエリー日光のしたで緑に光るアレキサンドのジュエリー

昼間の光源では美しい緑色でしたが、夜になってロウソクの火で照らすと深い赤色に変化したことで、珍しい宝石として注目され現在に至ります。なぜ色が変わるのでしょうか?簡単に解説します。光のスペクトル580NMの周波数の吸収帯により、赤と緑のアレキサンドライトを光源を変えて観察すると色が赤から緑に変わります。

アレキサンドライトのかわいい婚約指輪や記念日リング

アレキサンドライトは、黄緑色~黄色~橙色にかけて幅広い吸収バンドがあるが、ルビーの様に強い吸収がなく緑色成分と赤色成分の両方がバランスよく残ります。このバランスが極限まで取れると、はっきりとしたチェンジカラーが確認できます。チェンジカラーが美しいアレキサンドライトは希少で、宝石としての価値が極めて高く取引されています。

鉱物としてのアレキサンドライト

アレキサンドライト&ダイヤモンド婚約指輪

鉱物名:クリソベリル
化学組成:BeAl2O4
色:日光のもとでは帯青緑色、白熱光下では帯紫赤色
屈折率:1.746〜1.755
複屈折量: 0.008~0.010
比重:3.73
モース硬度:8.5(ダイヤモンド10、コランダム9)
耐久性が高いので、毎日身に着けるジュエリーとしてお選びになっても良いです。

処理・お手入れ

6月の誕生石アレキサンドライト&ダイヤモンド婚約指輪

アレキサンドライトはほとんど処理されませんが、フラクチャーが見られることがあります。 フラクチャー充填された宝石は、温かい石鹸水でのみ洗浄してください。フラクチャー充填とは、フラクチャー(割れ目)にガラスや樹脂、ワックス、オイルを充填することを指します。アレキサンドライトは、基本的に暖かい石鹸水を使用することが常に安全だといえます。

昼はエメラルド、夜はルビー

アレキサンドライトはプロポーズ婚約指輪でも人気アレキサンドライトは婚約指輪でも人気

宝石愛好家によって「昼はエメラルド、夜はルビー」と記されることの多いアレキサンドライトは、鉱物クリソベリルのうち変色性を示す非常に珍しい変種です。先にも記述しましたが、1830年代にロシアのウラル山脈で発見され、現在ではスリランカ、東アフリカ、ブラジルで見つかっていますが、上質の石は非常に稀で貴重です。品質の主な要素は、美しいチェンジカラーです。

6月の誕生石

誕生石が63年ぶりに改訂され、アレキサンドライトは真珠とムーンストーンと共に6月の誕生石となりました。またアレキサンドライトは、55周年(日本では45周年とされる)の結婚記念日のための宝石でもあります。ダイヤモンド、アレキサンドライトは、ルビーサファイアエメラルドに加え、五大宝石として扱われる希少石の代表格。

質のよいアレキサンドライトとは

アレキサンドライトを使用した婚約指輪サンフラワー

チェンジカラーが美しい6月の誕生石アレキサンドライトプロポーズリング(アレキサンドライト プラチナ プロポーズリング)チェンジカラーが美しい6月の誕生石アレキサンドライト&ダイヤモンドヘイローの婚約指輪

インクルージョン

アレキサンドライトには、一般的にインクルージョンがほとんど見られません。 優れた変色性と強い色調を持つインクルージョンの無い素材は、価値が劇的に高まります。 稀に並行に配列した針状インクルージョンによりキャッツアイが生じることがあり、アレキサンドライトの価値を増大させます。

カットについて

アレキサンドライトは、​​ブリリアントカットのクラウンとステップカットのパビリオンを施した「ミックスカット」にされるのが最も一般的です。 アレキサンドライトの多色性は、カッターにとって難題です。 アレキサンドライトを形成加工する際に、カット職人はクラウンを通して最も強く変色性が見られるように宝石の方向取りをします。

0.5ct以上のアレキサンドライトは希少

成形加工したアレキサンドライトは小さく、ほとんどが1ct未満です。 サイズが大きく、品質が良いほど、価格が劇的に高くなります。5.0カラット以上の大きさの上質の石は非常に高価です。アレキサンドライトは、大変希少な宝石です。欲しい方は事前に問い合わせをお待ちしております。ご希望によってはすぐに手配が難しい場合もございますのであらかじめご了承くださいませ。

アレキサンドライトについてもっと知りたい!

小林朋也の宝石小噺

ダイヤモンド沼の住人、小林朋也が語る宝石についてのラジオで、アレキサンドライトがテーマの回が放送されています。ぜひアレキサンドライトが気になる方は、こちらのラジオをご視聴ください。

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