アントワープブリリアントカットは97面体
こんばんは。BRIDGE銀座店の新人ジュエラー古田です。今回のブログは、97面体のアントワープブリリアントカットのダイヤモンドをご紹介します。大変希少なファンシーカットです。一般的に有名なダイヤモンドの形は、58面体のラウンドブリリアントカットです。アントワープブリリアントは、ラウンドブリリアントカットの三倍の面数を持ち、輝きはラウンドカットダイヤモンドよりも強く感られます。その秘密は光のモザイクの範囲が多いためです。
雪の結晶のような、花火のようなモザイクが美しい
ハート&キューピッドスコープで見た、アントワープブリリアントカットのダイヤモンドです。左の写真はダイヤモンドを表面から覗いた写真です(クラウン部分から覗いた写真)。まるで、雪の結晶のように見えます。裏面(パビリオン部分)から覗くと、光のモザイクが花火のように広がり、白い輝きが多くみられます。アントワープブリリアントカットは、2013年に研磨師フィリッペンスベルト氏の腕によって誕生しました。人類で初めて、エクセレント評価を出したフィリッペンスベルト氏が生み出した究極に美しいカットです。
研磨師フィリッペンスベルトによって誕生した
フィリッペンスベルト氏は、1988年にアメリカの鑑定鑑別機関G.I.Aが発表したエクセレント評価を、1990年に人類で初めて達成した人物です。さらに、フィリッペンスベルト氏は婚約指輪でも選ばれるハート&キューピッドを1993年に発見しました。