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銀座の結婚指輪BRIDGEのブログ

皆さんこんにちは!BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

お蔭様でインスタグラムのフォロアー様が1500人を突破しました!ありがとうございます。SNSでいろいろな情報収集をするのが普通のことになっていますよね?皆様はどんなSNSを活用されておられますか?インスタグラムは芸能人の方の発信も沢山あってお洒落な写真が話題ですよね?「ばえる」はもはや普通に使っても何の違和感もない言葉に成っていますよね?

近頃ではSNSにアップする写真を撮るためだけに旅行に出かけたり、それはまだましなのですが食事で出てきた料理を食べないのに写真を撮りたくてオーダーするなどが問題になっていますよね?スイーツなんかでも”映える”ためのメニューで人気を取ろうと各お店も試行錯誤しています。それ自体自体は良いことですよね?求めるものを提供するのがお店ですから、しかも需要が有るから流行るんであって、誰にも必要とされてなければ少しづつお客様がいなくなって最終的には閉店してしまうでしょう。

ところで、インスタグラムやツイッターの投稿にハッシュタグと言うものがあるのをご存知でしょうか?#こんなマークがついているのがハッシュタグです。最近では分の途中にハッシュタグ付きで書き込みしている方も多くて、慣れるまでちょっと読みずらいですよね!?

という事で今日はSNSインスタグラムやツイッター、フェイスブックにおいて重要な役割を果たすハッシュタグについてショット解説してみます。※自分の勉強もかねて書いてみますので、「そのくらい知ってるよ!」とか「全然新しくないじゃん!」とかないかもしれないのでご容赦ください。さて、SNS上で記号の「#(ハッシュマーク)」を入れたキーワードを見かけたことがあると思いますが、この「#(ハッシュマーク)」こそがまさにハッシュタグと呼ばれているものです。 ハッシュタグはSNSの投稿に対する“タグ”として利用され、ハッシュタグの後に特定のキーワードを付与することで投稿がタグ化されます。タグ化されることによって同じキーワードでの投稿を瞬時に検索することができたり、趣味・関心の似たユーザー同士で話題を共有することが可能です。

例えば、あなたが「結婚指輪」に関する色んな投稿を見たいと思ったとします。そこでSNSの検索エンジンにて「#結婚指輪」と入れて検索をかけてください。便利な事に検索エンジンはハッシュタグ付きの投稿やページ画像を「ハッシュ/結婚指輪」と認識してまとめて表示してくれるのです!しかも、この時集まってくる情報は企業の発信情報も有りますが、多くは同じハッシュタグをつけている個人等のユーザーの投稿です。ロングテールというハッシュタグの言葉を長くすると、さらに絞り込まれた情報だけを抽出する事が出来ます。例えば

#結婚指輪 → #銀座結婚指輪 → #銀座結婚指輪かわいい 等です。

通常検索でも同じように関連したページや記事、写真が抽出されるのですが、Web上でそのように表示させるにはなかなか難しいアルゴリズムが有るために何らかのフィルターがかかった状態で情報が抽出されてしまいます。通常検索で結婚指輪といれた場合にはグーグルによりお金を出しているスポンサーの広告がより多く上がってくるようになっています。これは色々なキーワードで検索してみると、人気があるサイトや画像も上位に来ますが、広告料を多く払っているページも上位に表示される仕組みに成っているのが判ると思います。これを逆手にとった様々な情報サイトで誘導しようとするページなども混じってしまいますので欲しい情報に対してやや難しい結果になりがちなのです。

BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーのインスタグラムでは時々お得な情報や最新のデザインなども発表されますので、最新トレンドが気になる方は是非定期的に覗いてみてください。

↓という事で皆様どんどんフォローお願いいたします。

https://www.instagram.com/bridge_ginza/?hl=ja

皆さんこんにちは!BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。今日はダイヤモンドをダイヤモンドで磨くを発明した前節の偉人”ルドヴィック・バン・ベルケム氏”です。

ベルケム氏は人類史上初めてダイヤモンドを研磨したと言われる伝説の研磨師。1477年当時ブルゴーニュ公シャルル突進公のオファーでサンシー、ボーサンシー、フローレンティンを研磨したと言われます。特にフローレンティンはダイヤモンド史上初めてのシンメトリーなファセットを持つペアシェイプ。ボーサンシーは全面ローズカットのダイヤモンドでした。ローズカットは当時世界最先端の研磨技術を使って研磨されていました。

 

ダイヤモンドに面を付けたローズカット

このロースカットに使用する原石は扁平な三角形ダイヤモンドの結晶で『マクル』と呼びます。当時ダイヤモンドの唯一の産地であったインドではムガール帝国によるダイヤモンド鉱山の徹底的な管理がなされていました。インドではカーストの証としてダイヤモンドを使用していたのです。希少なソーヤブルは王やその側近が、メイカブルは中流階級が、そしてニアジェムはその下の階級という風でした。ダイヤモンドを求めてヨーロッパから多くの冒険家やトレジャーハンターがインドを訪れますが、インドで正式にソーヤブルなどの形の整ったダイヤモンドを手に入れる事が出来なかったのです。したがってヨーロッパにもたらされたダイヤモンドにソーヤブル原石は無く、メイカブルからニアジェム品質のダイヤモンドが殆どでした。

インドでは形の整ったダイヤモンド原石をカンタンに劈開して輝かせていました、品質の悪いダイヤモンドは加工する事が出来なかったため身分の低い者が持っていたのです。形の綺麗ではない(原石としては低品質)ダイヤモンド原石をヨーロッパの人々は何とか輝かせようとしてダイヤモンドの加工が始まります。原産国インドではなくヨーロッパでダイヤモンドの加工が始まったのには、こうした理由があるのです。

上写真の左下は比較的マクルに近い結晶です。マクルは通常2つの異なる結晶が何らかの理由で1つにくっついて生まれる為、双晶であることが多い。平べったい結晶のダイヤモンドの片方の面をミラー上に磨く加工で作り出されるのがローズカットです。

ローズカットではダイヤモンドの比類なき硬さに注目が集まりました。超硬素材であるダイヤモンドは研磨されることで地上に存在するどんな物質よりも強く光を跳ね返す表面仕上げが可能でした。ダイヤモンド表面に当たってキラキラ光る光は当時世界中のセレブリティを魅了したのです。

現在でもダイヤモンドの輝きの要素として重要視されるポリッシュは500年以上前に考案されて人類の手で成し遂げられたのです!

ローズカットを施したベルケムの代表作がボーサンシーです。ボーサンシーを当時世界で誰にもできない加工技術を付けって仕上げたベルケムのダイヤモンド研磨報酬としてなんと3,000ダカットを受けて取っています。1ダカットはベニスで発行された純金の金貨です。重さ約3.5gですから3,000ダカットはざっと純金10,500gです。金1グラム2018年現在約5,000円とすると・・ざっと5,250万円!!すごい大金です。いつの時代も特別な世界でたった一人しか出来ないようなことをやってのけると言う事はものすごい事なんですね。・・・・それにしても10キロもの金塊を持ち歩くのは大変だったでしょうね。

2012年ボーサンシーはスイスの老舗オークションハウス「サザビーズ」で競売にかけられ904万2500スイスフランで落札されました。サザビーズはこのダイヤを「今まで競売に掛けられた中で最も魅惑的でロマンチックな宝石」と説明しました、またサザビーズの会長は「あなたが購入するのは単なるダイヤではなく、歴史的芸術品なのです」とコメントを残しています。

ベルケムのダイヤモンド物語

そんなベルケムにまつわる言い伝えで、ベルケム自身が婚約したいと願った女性に求婚したときのエピソードが残っています。

宝石研磨師の道を志したばかりの若かりしベルケムは研磨師の親方(師匠)の娘に恋をします。そして二人はいつしか愛し合うようになりベルケムはプロポーズします。しかしまだ駆け出しだったベルケムは低い身分の家の子でした。身分が違った親方(師匠)はベルケムに”ある事”が出来たらお前を一人前と認め結婚を許すと言います。親方(師匠)は暗に無理難題を出してベルケムに娘との結婚を諦めさせようとしたのでした。そのお題とは・・・【ダイヤモンドを磨く】というものでした。当時ダイヤモンドは切断したり割ったりすり事は出来ましたが研磨して光らせる事が出来ませんでした。

そのためルビーやサファイヤに比べてもダイヤモンドの宝石としての重要度は低く宝石としても注目を集めていませんでした。そのため当時の宝石研磨と言えば色石が中心で、ダイヤモンドは石にも字を書いたりする道具として使われていたのです。ダイヤモンドを磨く、それは長年ダイヤモンドなどの宝石を取扱っていた親方(師匠)を含め名売ての研磨者にもなしえなかったことだったのです。

諦めきれないベルケムは寝る間も惜しんでダイヤモンドを磨くことに没頭します。しかし・・・数多の先人が挑んで出来なかったことが、いきなりベルケムにできるはずもありません。何年もの間 試行錯誤を繰り返し挑戦しましたが、ダイヤモンドを磨く事はどうしても出来ない!ついに投げ出してしまったベルケムは研磨しなければならないダイヤを放り出してしまいました。

その時です。

ベルケムの投げたダイヤモンドが何かに当たって火花を散らしました。「?」その火花を見逃さなかったベルケム、それまでベルケムがどんなに頑張って試行錯誤して様々挑んでもビクともしなかったダイヤモンドが火花を出した・・・何に当たったのだろうか?ベルケムが自分で投げたダイヤモンドのところまで行ってみるとそこには偶然にも別のダイヤモンドが在ったのでした。ベルケムはこの事をヒントにダイヤモンドをダイヤモンドで磨くという全く新しい研磨法を編み出し見事に親方(師匠)のダイヤモンドを磨き上げました。

ダイヤモンドはダイヤモンドによって磨かれ人間は人間でしか磨けない、実はダイヤモンドの研磨は愛の情熱によって発見されたのかもしれません。

それを見た親方(師匠)は娘との結婚を承諾し、晴れて二人は結ばれたと言いう事です。後のベルケムは大活躍し稀代の宝石研磨師へと昇り詰め幸せな結婚生活を送るのです。

皆さんこんにちはBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

今日はBRIDGEで取り扱うダイヤモンドメレについてご案内させていただきます。ダイヤモンドの品質基準4Cの内カットグレードでは総合評価、対称性、研磨状態の他に4つ目の項目でハート&キューピッドが有ります。ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すこのシルエットを1993年に開発したのはフィリッペンス・ベルト氏率いるトップチームです。それまでダイヤモンドの研磨ではトルコフスキー理論で触れられていた研磨角度だけが注目されていましたが、仕上職人であるベルト氏はそこから更にガードルを挟んだファセットの一致を盛り込んだのです。

すると正面から8本の矢模様、ダイヤモンドを反対置きしてキューレットから覗き込んでハートが8個出現しました。これは専用のスコープで誰にでも簡単にダイヤモンドの対称性が目視判断可能なために瞬く間に世界中に広がり人気を博しました。

BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーで取りああ使うダイヤモンドメレ(小粒石)はどんなサイズであってもフィリッペンス・ベルト氏監修のハート&キューピッドメレ(厳選ハート&キューピドメレ)をお選びいただけます。ダイヤモンドのメレは直径毎に1.00㎜-1.10㎜(0.005ct)1.15㎜-1.20㎜(0.006ct)1.25㎜-1.30㎜(0.007ct)と直径で0.05㎜刻みで在庫をストックしています。

これはシーブと呼ばれるダイヤモンド選定用の機材を使って小さなダイヤモンドのサイズを管理しているからなのです。ダイヤモンド取引所や香港やシンガポール、ジュネーブ等大きな宝石見本市やアントワープやインドの取引所へ行くとシーブを振るう独特の音(カンカンカンカンという音)がして、ダイヤモンドバイヤーは【マーケットに足を踏み入れた感】がある、どことなくなつかしい感じの音なのではないかと思います。

キラキラ光る結婚指輪銀座

上写真はアントワープブリリアントのイブニングスター5石アレンジを拡大して写真撮りしたものです。4点の彫り留で綺麗にセッティングされているのはもちろんですが、実はこの3つのダイヤモンドそれぞれ真ん中から0.033ct・1石、0.013ct・2石、0.006ct・2石の5石サイズを少しずつグラデーションさせたデザインの結婚指輪です。リングの幅が2.3㎜程度です。そこにセンター石は0.033ct、2.1㎜をセッティングしますので以外と職人の技術が問われる難しい留めなのです。

しかし、今日のお題はそこではなく、ここで使う小粒のダイヤモンドの品質です。なんと全てのダイヤモンドがハート&キューピッドの最高グレードを使用しています。0.006ctは直径が1.1㎜程度しかありません、しかしその小さな小さなダイヤモンドをフルカットの58面に研磨して、しかもハート&キューピッドが見えるまで仕上げていきます。とんでもなく気の遠くなるような作業をこなしているのです。

H&Cダイヤモンドメレ

これは事件ですね!実際凄いとしか言いようがない職人のこだわりの世界です。しかしこの拘りが、お使いになる方の一瞬のしぐさを優雅にエレガントに、そしてチョットだけ美しく演出する事になるんですよね!BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーではこんな小さなメレにもそうしたこだわりでダイヤモンドを生産しています。

ハート&キューピッドの専用スコープ

ハート&キューピッドを確認するには専用のスコープで簡単に出来ます。BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーの店頭でもご用意していますでお気軽にお尋ねください。

すこープ

HCスコープ

93年にフィリッペンス・ベルト氏によって作り出されたハート&キューピッドは専用のスコープで見る事が出来ます。しかもこのスコープでは、写真の様なはっきりとしたシルエットを誰でも見ることができます。カットの良し悪しも勿論ですが、矢模様とハート模様がかわいらしいく、モチーフが浮かび上がるというところに魅力を感じる人いのです。
また、”天使の矢でハートを射抜く”モチーフは「恋愛」を想像しやすくハートに矢が刺さったデザインは様々な所で使われています。ハート&キューピッドは最初エンゲージリングのセンターストーン様に人気になりました。結婚というイメージにもピッタリだんですね。

ハート&キューピッドの注意点

実はハート&キューピッドには厳しい基準があります。管理する中央宝石研究所ではハート&キューピッドの基準項目を詳しく定めていますのでそちらも併せてご確認ください。そもそもH&Cと書かれていることがそもそも高品質の証ではありますが、そのなかでも美しい模様の場合と許容範囲まで崩れた模様の物も有り、多少品質に差があります。ハート&キューピッドに拘って購入する場合は必ず専用のスコープでシルエットをチェックすることをお勧めします。

アローパターンは見えたけどハートが見えないものも有ったりします。特にハートの角が尖って初心者マークのように見えないか?も合わせてチェックしてください。中央宝石研究所のHPでは特に裏から見た場合のハートの尖りや先端部分の曲がりも画像付きで解説しています。最後に中心部から模様迄の距離が同じかどうかも大切なポイントです。

詳しくは店頭スタッフまでお気軽にお問い合わせください。

みなさんこんにちはBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。いよいよ壮大なテーマに成ってきてしまっている歴史的なダイヤモンドの産地と研磨地、集散地が異なる事についてですが、強で3日目です、皆様そろそろ飽きてません?大丈夫かな?という事で今日もサイドストーリーを大いに脱線させならが進めたいと思います。そして、今日こそ完結させるぞ!

1850年に浦賀に蒸気機関の最新鋭軍艦を率いて日本にやってきたペリーの黒船、欧米列強はアフリカからインド、そしてアジアを自分たちの覇権の中に組み込もうと暗躍した時代です。諸説ありますが、日本政府打倒を支援したのも一説によると欧米列強であったと言われています。お金と武器を薩摩と長州に提供して討幕を促したと言われています。そうでなければ外様大名であった薩摩の篤姫が将軍家に嫁ぐなど当時あり得なかったとする史家もいますね。

そうこうして明治維新によって日本は徳川幕府による300年もの平和な時代を経て開国しますが、300年もの間に醸成された文化芸術、食の文化や学問のレベルは世界的にも類を見ないハイレベルなものでした。特に生活インフラは下水道や電車など軍事にも直結できるものは後れを取っていたものの、それ以外は全てハイレベルだったため植民地にされずに開国を迫られるのです。この時、地図上も東の果てに日本配置する事から、世界の植民地政策の最後にやってきたへき地的な立ち位置だったのです。ヨーロッパを中心にした世界地図で日本以西はすべてどこかの国の植民地となり、韓国や中国も危険な状況でした。事実中国(清国)は1857年にはアヘン戦争を仕掛けられ多額の賠償金を課せられて国が弱体化、その後、韓国をめぐる内政問題から発生した日清戦争で日本に負けるほどに弱体化していたのです。欧米列強は外圧で国を弱らせて奴隷化する方針だったと考えられます。同時にロシアが南下政策を進める中で日本はアジア(有色人種)最後の砦の様な状況に成っていくのです。※この話の続きはその道のプロフェッショナルに詳しく聞いてください。

これと同じ様な状況で欧米列強によって支配が完了し、彼らにとって成功事例となっていたのがアフリカです。特に南アフリカはイギリスの属国で黒人は奴隷として生かされていました。そのため南アフリカのダイヤモンド鉱山や様々な地下資源の鉱山では奴隷労働が横行し搾取される人と搾取する人が鮮明に分かれていました。1900年代にアフリカの鉱山の話に出て来る黒人は居ません、完全に白人社会だったからです。そして欧米列強はダイヤモンドの基礎加工を行える地域へダイヤモンドを移動させます。それまでその希少性ゆえに加工したことのある職人が一握りしかいない事と、研究も進んでいない未知の素材ダイヤモンドからより価値の高い宝石を研磨するために試行錯誤する様に成ります。

ダイヤモンドは加工しないと宝石としての価値を発揮しません、その為、奴隷労働者にダイヤモンドの研磨面全てを研磨させることはしませんでした。これは持ち逃げを恐れての事と言われています。ダイヤモンドはアフリカで鉱脈が見つかるまで世界で産出した総量が10万カラットでした、しかし南アフリカでのダイヤモンドの一年間の採掘量は300万カラット有ったと言いますので、それまで王侯貴族だけの持ち物だったダイヤモンドが一部上流階級の人々の手にも渡って行くようになる時代です。

してグリーピング(カット)して研磨可能なサイズまで割る加工が実用だった為にダイヤモンドはグリーピング(カット)出来る職人の居る地域に移送されて加工される必要がありました。それが、ロンドンやアントワープ、アムステルダムだったのです。そしてそこで活躍していたのが世界経済の覇権を握るユダヤ人でした。アフリカで産出したダイヤモンド原石をユダヤ人は自分たちのギリギリ目の届く田舎に研磨地を置き、自分たちの住み暮らす街をダイヤモンドの取引所にしていったのです。

当時の世界の貿易における中心地、フランス・パリ、ドイツのイーダール・オーバシュタイン、イギリス・ロンドン、ベルギー・アントワープ、オランダ・アムステルダム、アメリカ・ニューヨーク、そしてイスラエル・テルアビブに取引所を置いたのです。経済の中心地で需要の高いダイヤモンド、集散地は都市、研磨地はその近辺の田舎、そして産地はアフリカ諸国だったのです。ユダヤ人が国という概念を持っていない事も世界中の国境を無視して生産体制を組んだ要因なのかもしれないですね。

それから100有余年、原産地はロシアやカナダ、オーストラリアなど新しい場所が開拓されてアフリカはフル鉱山は枯渇、閉山しました。そして、1990年頃からイギリスの租借地返還が続き奴隷解放や人種差別問題などが大きく取りあげられて奴隷労働などはほとんど解消しました。世界は有るべき姿へと変貌していっているのです。その中でダイヤモンドは、集散地や研磨地とされていた場所に若干の変化が起こっています。現在世界最大のダイヤモンド産出国はロシアです。そしてロシア産ダイヤモンド多くが中国の研磨工場で加工されます。これはロシアの支配階級の多くがユダヤ人ではないのでユダヤ人の加工ルートを使わずにダイヤモンドを仕上げる事にも起因していますね。また鉱山の老朽化や新鉱脈の発見などで供給者も入れ変わり業界刷新が加速しているのです。

という事で、最初の質問だった「イスラエル産のダイヤモンド」は産地ではなく集散地の話です。と言ことなのです。BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーで取り扱うダイヤモンドはボツワナ・デブスワナサイトで買い付けたダイヤモンド原石をベルギーアントワープの研磨職人フィリッペンス・ベルト氏が仕上げて、アントワープのマーケットから弊社へと輸入されるダイヤモンドです。

 

皆さんこんにちはBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

今日は昨日に引き続きダイヤモンドの産地と集散地、そして研磨地の違いを書いて行こうと思います。それにしてもこの話は脱線する事が出来るネタの宝庫ですね!まぁ伝説や逸話などが満載なので仕方ない事なのかもしれないですね!?

昨日の話で”海賊黒ひげ”の目指す黄金伝説の地ブラジルは1850年に枯渇してしまいます。実はこのタイミングでインドのダイヤモンドも枯渇してしまいます。当時ダイヤモンドの産出は世界でゼロとなってしまったのです。その後1900年頃アフリカの鉱山が見つかるまではダイヤモンドは新品の原石供給が無い状態になってしまうのです。地図には標記の無いニューヨークのダイヤモンドカッター、ヘンリーDモース氏は1850年代にヨーロッパの貴族に手紙を書きます。その手紙には「私に預けてくださったら、あなたのダイヤモンドを少し小さくなるけど倍ほども輝かせます!」とダイヤモンドのリカットという新しいジャンルをる繰り出したダイヤモンドカッターなのです。ヘンリーDモース氏は重さよりも輝きを提唱した最初のダイヤモンドクリエイターでした。モース氏は蒸気機関のダイヤモンド切断機(ブルーティングマシーン)を開発し、それまでダイヤモンドの輪郭を自在に整える事が出来なかったのですが、ダイヤモンドの輪郭を丸く整える事を成功させた研究者でもありました。

ヘンリーDモース氏によって輪郭を調整できるようになると、四角の2辺を丸く研磨したマーキースカットが開発されます。その後四角の3辺を研磨したペアシェイプ、4隅全てを研磨したクッションカット、オーバルカット、そしてラウンドカットへとダイヤモンドは進化していきます。それまでダイヤモンドは原石の形を尊重して研磨する必要がありました(そういう形の原石であれば研磨可能であった)超硬素材で形を整える事が出来なかったのです。無理に形を調整すればそれによって割れてしまったり、研磨不可能な方向に過度なプレッシャーをかける事でダイヤモンドがダメージを受けて割れてしまったりしたためです。

正に【征服されざる者】なのです。1919年それ迄ダイヤモンドの加工と言えば、ロンドン、アムステルダム、アントワープが先行していたのですが原石の供給不足と、アメリカのヘンリーDモース氏の活躍でその覇権を失いつつありました。そこでアントワープのダイヤモンド業者はダイヤモンドの家系で数学者だったマルセル・トルコフスキー氏にラウンドブリリアントカットにおける光の研究を依頼します。そうして現在のトリプルエクセレントの原型となったラウンドブリリアントカットの設計図が完成するのです。

しかし、この最高グレードカットは発表された1919年から実に70年以上、人類には実現する事が出来ませんでした。1990年、アントワープのダイヤモンド加工業者で作った選抜チームのリーダー”フィリッペンス・ベルト氏”率いるトップチームが最新技術を駆使してようやく達成させるのです。フィリッペンス・ベルト氏は93年にハート&キューピッドも完成させます。これはガードルを挟んだファセットの連続性を重視して研磨する事で出現する模様ですが、誰にでも簡単に研磨状態と対称性の良し悪しが目視できるという事でたちまち人気となり世界に広まっていきます。

脱線気味ですが、話を戻しつつこの話も完結させたい~

ここまでの話でお気付きかと思いますが、ダイヤモンドを加工するカットや研磨はベルギーやニューヨーク、アムステルダムで行われています。しかし、それらの場所ではダイヤモンドは産出していないのです。ヘンリーDモース氏が活躍した1850年は日本でも大事件が起こっていました。それは黒船来襲です(1853)ペリー率いるアメリカ合衆国海軍東インド艦隊の蒸気船2隻を含む艦船4隻が、日本に来航した事件です。奇しくもヘンリーDモース氏も用いた蒸気機関式駆動のエンジンを搭載した最新の軍船が日本にやってきたのです。

この時世界の列強は植民地政策を進めていました。未開の地を開拓するという名目のもとに自分たちの植民地にしていったのです。日本は欧米列強からすると特殊な文化を持つ国でした。なにしろ1850年代に国民の70%までが字が読めるなど世界では考えられませんでした。そうした日本の状況を見て欧米列強はこの国を植民地にはできないと判断したのです。

それまで欧米が支配してきた地域は文化と言うものは殆どなく、土着の民族は土民のような生活を送る人々が殆どだったと言います。そのため彼等の理屈としては「自分たちの高度な文明で支配してあげた方が幸せになれる」と考えたのです。しかし、日本は軍事力こそないものの文化の成熟度は当時の世界では群を抜いていました。芸術や学問は欧米列強よりもむしろ進んでいたとする研究者も多いのです。幕府の敷いた鎖国政策で完全にガラパゴス化していた日本はココから欧米の良い所を取り入れて急成長していくことに成るのです。

そうした欧米列強の支配地域で産出するダイヤモンドが研磨地と集散地が違う理由は。。。。明日に続く!

みなさんこんにちはBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。最近複数のお客様からイスラエル産のダイヤモンドを扱っているお店が有ったと言われているので、イスラエルという場所がダイヤモンドにとってどんな場所なのか?を説明したいと思います。

まず、ご質問のイスラエル産のダイヤモンドですが、私の知る限りイスラエルにはダイヤモンドの鉱山は在りません!イスラエルはダイヤモンドの集散地としては有名です。しかしなぜイスラエルがダイヤモンドの集散地として栄えているのでしょうか?

実はイスラエルは大きなユダヤ人のコミュニティーが有る国なのです。ダイヤモンドビジネスにおいてユダヤ人は外せない存在です。ユダヤ人は仮に国籍を持っていても国という概念を基本的に認めていません、なぜかと言うと、人に上下の優劣が無いと考えているからなのです。ですからユダヤ人という言葉も実際にユダヤと負う国が無いのに皆さんご存知ですよね?そういう人種がいるという事を?

イスラエルはご存知の方も在るかもしれませんがエルサレムという聖地が有ります。この聖地をめぐってキリスト教やユダヤ教、イスラム教が何千年も争っているって日本人の私たちからは想像もできない事ですよね?キリスト教徒ユダヤ教は近しい宗教です。ユダヤ教の経典は一説にはキリスト教の旧約聖書だそうで、旧約聖書に出て来る神様がユダヤ教でも神様なんですね!キリスト教はその神様の息子として人々の救世主として使わされたのが”イエスキリスト”と信じている人の事を言います。ですので、キリスト教徒の中にもユダヤ人は居ることに成ります。っていうかもともというだ家人の宗教上の新興宗教がキリスト教なんですよね。しかもそこからまたプロテスタントとカトリックに枝分かれしていますので、結構多岐にわたりる宗教と言えるのです。イスラム教もそうした神が使わした最後の預言者ムハンマドを信仰する宗教なのです。しかし各宗教間での経典の違いや父なる神の使わした誰が本当の救世主(預言者)なのか?で、もめていると言う訳です。

日本の場合はこんな時は元をたどると同じ神様ですね!とか、仏教の場合は親鸞か?日蓮か?でそこまでの争いにならないですし、現人神である”天皇”はどうなの?とか、そもそも寺社仏閣が全部同じような宗教の建物と認識されるような国ですから、キリスト教とユダヤ教、イスラム教の問題は日本人からすると判り難い所です。有難いことに(?)私たち日本人は柔軟な考えで全ての神様を受け入れる事が出来るのですが、欧米の人はそうはいきません!

ユダヤ人は狭義にはユダヤ教徒の間に生まれた人の事を指しますが、広義ではユダヤ教を信じている人の事もさす事が有ります。トレードマークは髭(ひげ)古い宗教画に出て来る神様や聖人は殆どがユダヤ人だと思われます。皆立派なもみ上げから顎にかけて髭を生やしていませんか?それがユダヤ人のトレードマークなのです。

余談ですが、私はルパン三世に出て来る次元大介が大好きで、一時次元の髭を真似しようとしたことが有ります。しかし残念ながらもみ上げから顎にかけてのラインに髭の生えない私では次元の様なスタイルは出来ませんでしたw

 

 

話は戻りますが、そうした宗教上の聖地があるイスラエルではダイヤモンドは産出していません。ダイヤモンドの産地は1850年まではインドとブラジルが主要産地でした。1850以降この2か所では枯渇してダイヤモンドは産出していません。当時それ以外からも僅かに出てはいますが、目立った産出ではなくしかも一時鉱床ではありませんでした。そして1900年頃からはアフリカが唯一の産地となります。その後、カナダの鉱脈、オーストラリアの鉱脈(オーストラリアは今年2020年に採掘終了します。)そしてロシアの鉱脈が発見されます。

ではイスラエルとはどんな場所なんでしょうか?イスラエルにはダイヤモンド取引所が2ヶ所有ります。因みにダイヤモンドの取引所は世界中に点在していて最多はベルギー・アントワープの4ヶ所です。2020年現在ダイヤモンド取引所はアメリカのニューヨークに2か所、フランスのパリ、イタリアのミラノとベニス、オランダのアムステルダム、南アフリカの ヨハネスブルグ、ドイツの イダー・オベルスタインにそれぞれ1ヵ所ずつ存在します。

イスラエルでダイヤモンドは取れませんが取引所がある為、買い付けに行くには適した場所なのです。上写真でもダイヤモンドの産地で地中海付近が無いことが見ていただけると思います。この他にも現在稼働していない産地してはインドのゴルゴンダ、やブラジルの金鉱山で産出していたダイヤモンド等が有ります。黒ひげ危機一髪の海賊”黒ひげ”が目指していたエルドラドという黄金境はブラジルの事であると言われています。有名な逸話で、ブラジルの金鉱山で働く工夫がトランプゲームをしているのをある冒険家が見つけました。工夫たちは透明な石をチップ代わりにトランプゲームをしていたのです。ダイヤモンド等の鉱物学に明るかった冒険家は、そのチップ代わりに使われている石がダイヤモンドであると見抜くと工夫に持ち掛けます。「私をヨーロッパまで船で送ってくれたら、その船をあなたたちに差し上げます。その代わり、トランプゲームに使ているチップを私にください。」と、チップに使っている石がダイヤモンドとは知らない工夫は冒険家をヨーロッパまで送り届けると、お宝を目指す旅に船で向かったという逸話が有ります。冒険家はその後ダイヤモンドを販売し巨万の富を築くのです。ブラジルの金鉱山でダイヤモンドが産出したことは大きな驚きでした。

金とダイヤモンドが両方産出するなんて、、、そんな夢のような場所があるのか!そうして1700年頃のブラジルは多くの冒険家やトレジャーハンターの憧れの場所となったのです。と話が長くなったので明日に続く!! 

ダイヤモンドカット

こんにちはBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。今日は店頭でよく聞かれるダイヤモンドの加工、特にテーブルカットについて書いてみます。弊社で8面体原石のダイヤモンドを2つに切断(カット)してみました。

レーザー技術で切断していますのでグレインや劈開、成長線を無視してダイヤモンドを焼き切っています。

ダイヤモンドの加工はカット(切断)→ポリッシュ(研磨)という順に行われます。現在では上写真の様にダイヤモンドをカットする場合は強震度レーザーを用いてダイヤモンドを焼き切ります。強震度レーザーでダイヤモンドを切断するにはそこ迄時間を必要としません、焼き切りますので、レーザー技術が未熟だった90年代はダイヤモンドが焦げてしまったり、焼き目が付いてしまったり、レーザー加工にも少しはリスクがあったのですが、現在ではそう言ったことも無く安全に迅速にダイヤモンドを切断する事が出来るようになってきました。最近耳にする”双子ダイヤモンド”等はこうした技術が有って成り立つものと思われます。(レーザーを持っていないサプライヤーが双子ダイヤモンドを謳っている場合もあって複雑です。)鑑定鑑別機関で双子ダイヤモンド、元々一つの原石でしたと証明する証明書を発行する場合もダイヤモンドの成長線の一致というのが大きなポイントとなるそうです。しかし、この成長線は原石の目が整っていれば整っているほど一致率は高くなり、逆に不一致、別々の原石から切断されたダイヤモンドであると証明できないと逆説的に同じ原石である可能性も否定できないという事から証明書を発行しているそうです。)

レーザー技術が確立されていない1990年以前

ダイヤモンドの切断はソーイングブレードを使って”切断する”か、もしくはグリーピング技術を使って劈開方向に”叩き割る”の2種類でした。ソーイングする場合、ダイヤモンド内部の劈開がねじれていたり、ダイヤモンドを内包物として含んでいて劈開が不完全になったり、成長線が無視できないグレインを形成していたりすると、途中で切断用のブレードよりダイヤモンドの硬度が上回ってしまい切断が出来なくなってしまいます。その為、ソーイングブレードの動力が弱かった70年以前は非常にリスクが高くダイヤモンド原石の加工技術としてはグリーピング技術が全盛でした。その為、グリーピング技術を持つ職人【ダイヤモンドカッター】は唯一無二の存在として業界内でも尊敬を集めていました。歴史的なサイズのダイヤモンドをカットした職人はダイヤモンドのへき開や成長線グレイン、内包物位置など様々な要素を見定めてダイヤモンドを切断する事から非常に限られた一握りの職人の仕事だったのです。

しかしレーザー技術が確立されてくると劈開を利用してダイヤモンドをグリーピングする”ダイヤモンドカッター”という職業は技術の進歩によって不必要となってしまいます。有名なダイヤモンドカッターが皆、過去の人物で、現役の名工として名のあるダイヤモンドカッターが何処にも居ないのにはそうした理由があるのです。

ダイヤモンド双子カット

因みに上写真の様に1990年に弊社でもダイヤモンドをソーイングブレードで切断したことが有ります。1990年は私も駆け出しでまだまだダイヤモンドの事も良く判っていませんでした。お客様からの依頼でソーヤブル原石を2つに切断、そのままマリッジリングにセッティングいしてほしいということに成ったのです。早速その依頼をサイトホルダーにかけたところ、、、ものすごい難しい事を簡単に受けてしまったとサイト側の反感を買ってしまったのを今でも覚えいます。

1990年の挑戦

それでもお客様オーダーには全力で答えるのが私たちですので、なんとかサイト側を説得してソーイングすることに成ったのです。1990年ですからソーイングブレードの動力も今と遜色ないハイパワーの最新型マシーンでしたが、直径7㎜のダイヤモンド原石を2つに切断するのに、なんと丸7日(168時間)かかったのです。1mm切断するのになんと24時間!そのことを事前に知っていたサイト側が反発するのも無理はないですよね?しかも切断中に出る摩擦熱を常に取りながらの作業になります。ダイヤモンドを切断する際に出る摩擦熱は切断面の反対側に焦げ(バーンマーク)となって残る場合が有ります。高品質なダイヤモンドでバーンマークは加工失敗と判断される避けたい結果です。サイトは7日間細心の注意を原石に払い続ける必要があったのです。今では笑い話ですが当時出来上がったダイヤモンドを誇らしげに見せられた覚えが有ります。

グリーンベイルに覆われた高品質ダイヤモンド原石たち

ダイヤモンドの加工でカットする作業は機械化が進みましたが、研磨する作業は、手先に伝わる僅かな情報を頼りにする繊細な作業です。研磨し過ぎてファセットに確度が付きすぎれば光の利率が落ちてしまいます。そうした複雑に複合しあう要素を同時に求める研磨は現代でも職人の作業領域なのです。ダイヤモンドの美しさは【原石と研磨者】で決まるのです。ダイヤモンドの加工は超硬素材であるがゆえに常に技術の最先端を求められてきた歴史でもあります。「ダイヤモンドを制する者は世界を制する」格言は今も生きているのです。

 

こんにちはBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

今日はプリンセスカットの開発においてとても重要な役割を果たしたガードル下の半月型研磨面(ハーフムーンファセット:1970年バジル・ウォーターマイヤ氏による)を応用開発して世界初のステップカットダイヤモンドにブリリアントカットを組み合わせたダイヤモンドクリエイター”ヘンリー・グロス・バード氏”を紹介します。ヘンリー・クロスバード氏は1977年に独自に開発したブリリアントカットとステップカットを組み合わせたカットコーナーのスクエアカットをラディアントカットと名つけて特許を取得します。→ヘンリー・グロスバード氏について詳しく

ラディアントカット、ヘンリー・グロスバード

黄色く塗った部分がハーフムーンファセット、ハーフムーンファセットはこの後様々なステップカットダイヤモンドのパビリオンに採用されます。ハーフムーンファセットの深さや長さを調整する事でダイヤモンドのブリリアンシー(Brilliance)にも大きな影響がある事が光学研究で明らかにされています。グロスバードは翌年のプリンセスカットの開発においても重要な役割を担うのです。

このカットがどう優れていたのか?それ迄ダイヤモンドの研磨面は目に対して平行にしか施す事が出来なかったのですが、(一部オールドマインカットやオールドヨーロピアンといったブリリアントカットは存在していました。ダブルブリリアント、トリプルブリリアントなどのブリリアントカットはダイヤモンドの輪郭を丸く研磨してガードル部分を)平行な研磨面に曲線の研磨面を組み合わせるハーフムーンファセットの応用に在りました。

ハーフムーンはガードル下の黄色く塗った部分の研磨面です。バジルウォーターマイヤー氏とヘンリー・グロスバード氏はダイヤモンドのへき開がガードル下でこの研磨面を実現できることを突き止めます。それ迄は平行なステップカットの研磨面に突然曲線の研磨面を付けることは出来ないのがセオリーでした。その為、四角のダイヤモンドは必ずステップカットに仕上げられており、それ迄発表されたアッシャーカットやプロファイルカットもエメラルドカットの変形にすぎませんでした。しかし、このハーフムーンファセットの発見によってダイヤモンドの加工自由度は飛躍的に向上します。

そしてブリリアントカットがステップカットに組み合わされた最初のダイヤモンドがラディアントカットなのです。キラキラとダイヤモンドの光学特性を最も引き出すカットであるブリリアントを原石の目に対して平行な研磨面に合わせた最初のダイヤモンドで開発当時世界で元っとも注目を集めたダイヤモンドカットなのです。

ラディアントカットはグロスバード氏の商標で、宝石の形としての分類では隅切りエメラルドのブリリアントやカットコーナースクエア・モディファイド若しくはレクタンギュラー・モディファイドブリリアントが正式名称です。ハーフムーンをはじめとするオリジナリティに富んだパビリオン側の高密度なファセットがダイヤモンドに煌びやかな印象を持たせます。また色留が良いためカラーダイヤモンド、ファンシーカラーで多用されます。現在でもニューヨークのジュエラー”ハリーウィンストン”や”ティファニー”が良く使用していますので、雑誌などでも見かける変形カットの1つです。

ヘンリー・グロスバード氏

ダイヤモンドカッター・マスターカッター・ダイヤモンドクリエイター。オーストラリア生まれ、世界大戦の戦火を逃れることが困難な時代ヘンリー・グロスバードはフランスでナチスドイツに捕縛され捕虜として収監されます。グロスバードの一家はアメリカ大使館の働きかけで移住ビザが発給され、アメリカへ移住します。そこでグロスバードはダイヤモンドビジネスと出会います。その後、ダイヤモンド取引で大きな市場を形成していたイスラエルのディアマンテール(サイトホルダー)の元で修業を積み本格的にダイヤモンドビジネスの世界へ入ります。その後、イスラエル・イツコウィッツらとともにクリエイターとして活動を開始、研鑽を積み技術を磨く中で非凡さを発揮してマスターカッターとなります。そして1976年にラディアントカットを開発。ラディアントカットを中心に販売するダイヤモンドジュエラーRCDC CorpのCEOとなる。しかし2005年犬の散歩中に通り魔事件に巻き込まれて銃殺されれしまいます。現在ラディアントカットは彼の息子で会社を引き継いだスタン・グロスバード(Stan Grossbard)へ技術継承されています。

“An experienced craftsman can look into a rough stone and see the finished diamond,”
「ダイヤモンド原石から研磨済みダイヤモンドの形を導き出すためには研磨職人としての経験が重要である」という信念をもってダイヤも度と向き合い続けた孤高のマスターカッターの一人。

BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

今日はBERDGEのセットリングについてご紹介します。

 

BERDGE

橋には大地の端と端を結ぶ”はしわたし”という意味が込められています。
様々な偶然から出会い結ばれた二人はお互いの歴史を重ね合わせてゆくのです。
人々とのふれあいの中で育んできた思いと、これから、ここで歩んでいく。
誓いの架け橋になりたい。

BRIDGEにはそんな願いが込められています。BRIDGEのブライダルリングはお互いの歴史を重ねる2人の”はしわたし!をコンセプトにしています。
いくつもの橋を渡って出会い、これからはふたりでいくつもの橋を渡ってゆく・・・
ふたりが出会い、揺るぎない絆で結ばれる、お互いの「はしわたし」となるブライダルリングです。
BRIDGEのブライダルリングには大地の端と端を結ぶ”はしわたし”という意味が込められています。

 

今回のブログでは4つご紹介させていただきます。

 

Winter Camellia & Morning Wave

ウェーブデザインの運命の花&つむぎ

運命の花/私の運命はあなたの手に
すべての草花が生命力を失う厳しい冬、雪が舞いすべての草花が色を失ったその雪原に真っ赤に咲く命の花『雪椿』がモチーフです。雪椿の持つ圧倒的な生命力と雪の中でも咲き誇る愛の象徴として。椿の花言葉『私の運命はあなたの手に』雪椿の花言葉は『変わらない愛』。

つむぎ/新緑の輝き映す朝露に”つむいだ”想い託して

光を受けて葉先で光る5月の朝露(水滴)がモチーフです。一杯にあふれそうな表面張力の水滴はふたりの愛情が今にもこぼれだしそうな様子に似ています。朝日を浴びて輝く水滴はいつまでもフレッシュで透明なふたりの心の“道しるべ“になることでしょう。
 水滴は集まって水になり、水は集まって小さな流れに、小さな流れは集まって川になります。重なり合う二人の人生が様々な川と合流しより大きな流れとなるように、そんな思いを、これから一緒に歩むおふたりの人生に例えてリングにデザインしました。

エンゲージリング(婚約指輪)
PT950

¥269,500(¥245,000)~空枠 ¥156,600(¥145,000)~

レディース・マリッジリング(結婚指輪)
PT950

¥154,000(¥140,000)~

メンズ・マリッジリング(結婚指輪)
PT950

¥110,000(¥100,000)~

 
 

Sunset Beach & Here&Now

ストレートデザインの煌く水面 / 一輪の薔薇

■一輪の薔薇:あなたは 僕のすべて
一輪のバラの中に、人が生まれて死ぬ、また地球がはじまり、すべてのものが滅びてなくなる時までに咲いたすべてのバラがある。自分の目の前におかれたこの一輪を本当に愛して、それといっしょに生きることができるなら、すべての生を生き続けるのと同じだ……。

■煌く水面:いつまでも寄り添う二人 煌めく黄昏に包まれて

夕日の名所は恋人を繋ぎます。ゆっくりと沈みゆく太陽の一瞬の美しさはいつまでも2人を包みこみます。

 水平線一杯に伸びる夕日の煌きをダイヤモンドラインに、夕日はその美しい一瞬を迎える為にあり、同時に明日への活力となる光です。
 一度しかない人生です。今という大事な瞬間を精一杯に感じて楽しめるお二人に そんな思いを込めました。

【上】Sunset Beach
メンズ・マリッジリング(結婚指輪)
Pt950

¥121,000(¥110,000)~

【中】Here&Now
エンゲージリング(婚約指輪)
PT950/Dia0.2ct~

¥220,000(¥200,000)~空枠 ¥108,000(¥100,000)~

【下】Sunset Beach
レディース・マリッジリング(結婚指輪)
PT950/Dia0.31ct

¥198,000(¥180,000)~

 
 

Cheerful (Set)

チアフル ゆきどけ

急がず怠けず ただしっかりと

春の温かな風が吹き込むと、いよいよ春の訪れとなる雪国の冬。山に残った残雪がゆっくりと少しづつ春の風に溶け出し、地面にゆっくりと吸い込まれていきます。里山では地中で静かにゆっくりと浄化された美しい湧き水が伏流水となって現れます。

水は急がず、しかし、しっかりと流れゆきます。そんな“ゆきどけ”の芽吹きに笑う山を二人の未来と重ね合わせています。

エンゲージリング(婚約指輪)
PT950/Dia0.2ct~

¥214,500(¥195,000)~空枠 ¥102,600(¥95,000)~

レディース・マリッジリング(結婚指輪)
PT950/Dia0.03ct

¥88,000(¥80,000)

メンズ・マリッジリング(結婚指輪)
PT950

¥99,000(¥90,000)

 
 
すべての商品を受注製作しています。店頭サンプル(実物)を実際に手に取っていただきながらご要望をお伺いさせて頂きます。ご希望の商品が見つかりましたらお客様のサイズをお計りし、そのサイズに1点1点丁寧に熟練職人が製作いたします。
 
いかがでしたでしょうか?他にもたくさんデザインがございますので、ぜひ一度ご来店くださいませ。

皆さんこんにちはBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

G.I.A.の公式Webサイトのニュースで興味深い記事を発見したのでご報告いたします。実はこの記事を見るまでもなく、昨年よりも実際店頭に並んでいるダイヤモンドの価格が少し落ち着いていました。それはサイトホルダーから供給されてくるダイヤモンドの価格がすこし低下しているからなんですが、この原因について当然私たちでは全容を把握できませんでした、しかし、鉱山会社の販売価格が超背されていたのなら話は早いですね!、以下ニュースの内容です。

ダイヤモンド生産企業、De Beers(デビアス)とAlrosa(アルロサ)は、この数ヶ月間で原石の売上げが激減したものの、現在のダイヤモンド市場は安定しており、米国のホリデー シーズンおよび中国の旧正月では堅調な需要が期待できると報告しています。

原石および研磨済みのダイヤモンドの在庫が年初に増加し、両方とも価格が低下したため、両社の売上高は25%以上減少しました。また、銀行は業界に対する与信枠を引き続き縮小しています。

※ベルギーでも銀行とダイヤモンド企業のファイナンストラブルは引き続き起こっているようです。2017年にベルギーのエクセルコがファイナンストラブルで破産・倒産したニュースは驚きましたね、しかも昨年は弊社でも取引があった世界最大のサプライヤーだったユーロスターまで同様のトラブルで破産・倒産しています。)

11月4日から8日まで行われたサイクルでは、デビアスは原石の配分を約1億ドル(約109億円)増加させ、3億9000万ドル(約425億円)としましたが、価格を5%以上下げました。デビアスが、特に大きくより上質のダイヤモンド原石の価格についてこれほど価格を低下させることは滅多にないため、これは非常に特別な戦略でした。通常、デビアスは価格を「調整」します。5,000以上ある原石カテゴリーのうち数種類の価格を上げて残りの種類の価格を下げるか、またはより良い品質の原石をより低いカテゴリーにシフトさせて減少を隠します。

デビアスは今回のサイクルで行ったように、全面的に価格を下げることはありません。しかし、5%の価格の低下を隠すことは不可能です。一部のレポートによると、小さくてより安価な品質のダイヤモンドはそれ以上価格が低下したことが示されています。また、デビアスはより大きな商品について、顧客が受け入れ不可能あるいはカットの採算の見込めない商品をデビアスに売り戻すことができる買戻限度額を、10%から20%に引き上げました。

デビアスは、ABN Amro Bank(ABNアムロ銀行)が、カット石として採算の見込めない原石(当時のほぼすべてのカテゴリーのダイヤモンドがこれに該当する)の購入に対して融資をもはや行わないと9月に発表した後、価格を引き下げざる以外に手段はなかった可能性が高いと考えられます。

ロシアのアルロサは、第3四半期の原石の価格における売上高が前年同時期と比較して37%減少したと発表しました。今年10月の収益が前年同月と比較して増加しましたが、この回復がなければ、売上高の減少はさらに大きかったと推測できます。売上高が急激に減少した理由の一つとして、アルロサは小さなダイヤモンドに注力し始めたことが挙げられます。数量での売上高はわずか5%の減少にとどまりました。

アルロサは、10月における売上高の7%の増加は、市場の過剰供給が引き下げられているため需要が安定していることを示していると報告しました。

超大型ダイヤモンド市場も減速しています。レソトのLetseng(レツェング)鉱山を運営するGem Diamonds(ジェム ダイヤモンズ)は、今年採取されたダイヤモンドの平均価格は1カラット当たり23%減の1,417ドル(約15万円)に低下したと報告しました。レツェング鉱山の産出量は年間約11万カラットと少ないですが、50カラット以上のダイヤモンドを定期的に産出しています。

小売りの現状

世界のダイヤモンド ジュエリーの需要は1.9%増加し、合計760億ドル(約8兆2840億円)に達したと、今月発表された「Diamond Insight(ダイヤモンド インサイト)」調査でデビアスが報告しました。

米国は引き続きダイヤモンド ジュエリーの世界最大の市場であり、売上高は360億ドル(約3兆9240億円)となり、世界の売上高の47%以上を占めました。米国で販売されたジュエリーのうちダイヤモンドに相当するのは、合計123億ドル(約1兆3410億円)でした。

中国の小売業におけるダイヤモンドの需要は100億ドル(約1兆900億円)を突破し、ダイヤモンド相当分は34億7000万ドル(約3782億円)に達しました。次いで日本が50億ドル(約5450億円、ダイヤモンド相当は11億6000万ドル/1兆2664億円)、インドが30億ドル(約3270億円、ダイヤモンド相当は13億ドル/約1417億円)であり、ダイヤモンド市場の小売業の売上高の上位を占めました。

GIAニュースサイト⇒https://www.gia.edu/JP/gia-news-research/diamond-market-recovery-top-end-auction-results

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全面的にダイヤモンドが一旦市場の再形成を行うタイミングに来ているとニュースが報じています。しかし、小売りの市場では世界のダイヤモンド ジュエリーの需要は1.9%増加し、合計760億ドル(約8兆2840億円)に達したと、今月発表された「Diamond Insight(ダイヤモンド インサイト)」調査でデビアスが報告しました。とある様に、ラボグロウン合成ダイヤモンドが話題をさらっていた昨年から見ても回復傾向にある様です。特に中国の伸びが大きく、アメリカの消費量に迫る勢いです。日本では年間5000億円超という事で宝飾品の売り上げの半分以上がダイヤモンドジュエリーの様です。やはり宝石の王様ダイヤモンドの魅力は健在ですね!

BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーでもメインに取り扱う宝石ダイヤモンドの世界的な販売は回復傾向ですが、それはラボグロウン合成ダやモンドとの立ち位置の明確化や、新商品投入の市場影響が落ち着いてきたことが原因の様です。ですので、今がダイヤモンドをお求めになるには最も良いタイミングと思われます。ご検討中の方はぜひダイヤモンドを鉱山やサイトホルダーと直接商売しているお店へ行ってみてはいかがでしょうか?逆にダイヤモンドを間接的な仕入れで販売しているお店にはこういった情報は無いかもしれませんので、気になる場合は店頭で確認してみると良いのではないでしょうか?

 

 

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