BRIDGE ANTWERP > スタッフブログ > エンゲージリング, ダイヤモンド > ハート&キューピッドパターンの天然ダイヤモンド
銀座の結婚指輪BRIDGEのブログ

HAPPYプロポーズ!!!

こんにちは、BRIDGE銀座AntwerpBrilliantGalleryです。私たちBRIDGEは、公式ホームページ、Instagram、Facebook、Googlemap、Twitterなどを通じて婚約指輪(エンゲージリング)、プロポーズリング、結婚指輪(マリッジリング)をお求めの際に役に立つ情報をお届けしております。ダイヤモンドについての知識系情報、婚約指輪(エンゲージリング)、結婚指輪(マリッジリング)のデザイン紹介、新作紹介、フェア情報などがメインです。

本日は、BRIDGE銀座AntwerpBrilliantGalleryが扱っている【美しいダイヤモンド】について説明します。ブログやGooglemap、そして店頭で何度もお伝えしている内容ではありますが、まだ知らない方も多いと思いますので、アップいたしました。尚本内容は、BRIDGE銀座AntwerpBrilliantGalleryの過去のブログをもとに作成しております。

 

婚約指輪(エンゲージリング)用のダイヤモンドでとても人気の高いラウンドブリリアントカット、その中でダイヤモンドの対称性が一定以上のレベルで仕上げられている高品質ダイヤモンドには特殊な模様”ハートアンドキューピッド”(H&C)が出現します。これは、アントワープブリリアントの専属研磨師「フィリッペンス・ベルト氏」らの手で1993年に開発され高いダイヤモンドの研磨技術が求められる研磨方法で研磨されたダイヤモンドに見える光の模様で、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドをパビリオン側から専用のスコープでのぞき込むと8個のハートマーク、テーブル側からのぞき込むと8本のアローパターンが確認することができます。

 

ハート アンド キューピッド ハート部分ハート アンド キューピッド アロー部分

 

ハートアンドキューピッドは、プロポーションとシンメトリーの優れたダイヤモンドに出現する模様です。ダイヤモンドのクラウン部分とパビリオン部分のガードルを挟んだファセット稜線の一致や連続性など特に仕上げの問題でその良し悪しが決まるのです。研磨職人の腕前という意味では研磨の各ファセットの角度調整や先端の一致など細部の細かな調整が重要な要素であるハート&キューピッドパターンを狙って出す事こそ高い研磨技術が要求さる職人の世界と言えるのかもしれません。

その幻想的で美しいパターンは、見る人をくぎ付けにし、思わず「わぁ~♡」と声が出てしまうほど^^

今回は、そんなハート&キューピッドについてご紹介したいと思います。

 

1.恋のキューピッドに射抜かれた8個のハート

2.開発者は「フィリッペンス・ベルト氏」

3.フィリッペンスベルト氏は2ct以下のダイヤモンド専門の研磨師

 

 

1.恋のキューピッドに射抜かれた8個のハート

H&Cは1990年に誕生したエクセレントカットのダイヤモンドを数多く検査していく中で偶然発見された模様で、ダイヤモンドに優れた研磨技術を施して初めて出現する模様。H&Cはそれまで研磨の世界で誰も気に留めていなかったガードルを挟んだクラウンパビリオンファセットの連続性を重視した研磨法から発見されました。そして正確無比な各ファセットエッジの対象と合同、まさに研磨職人の技術の結晶なのです。BRIDGE銀座のダイヤモンドはハート&キューピッドの開発者自身が手掛けた高品質ダイヤモンドなのです。

 

ブローチのダイヤモンドはベルギー研磨ハート&キューピッド

ハートアンドキューピッドのダイヤモンドを中央宝石研究所で鑑定した場合は専用のレポートが添付されます。一生の思い出の品物に恋のキューピッドが射止めたハートが隠されているなんてとってもロマンチックですね!そして石座にダイヤモンドをセッティングすると、キューピッドが射止めたハートは、リングに守られて、ご主人様以外誰も射貫くことはできません!!!うわっほーいい!!

※IIDGR鑑定書には添付されませんのでご希望により取得いたします(料金別途)

 

2.開発者は「フィリッペンス・ベルト氏」

アントワープブリリアントの専属研磨氏達のチームです。1990年にエクセレントカット1993年にハートアンドキューピッドを立て続けに達成したダイヤモンド研磨界の天才「フィリッペンス・ベルト氏」その後ベルト氏は世界を技術指導して周り、エクセレントカットはダイヤモンド業界のスタンダードへと成長して行きました。

1850年アメリカ・ボストンのダイヤモンドクリエイター”ヘンリーDモース(Henry D Morse)”によって蒸気機関式のブルーティングマシーンが開発されました。この開発によってダイヤモンド開発はあたらしい局面に突入します。当時ダイヤモンドの輪郭を整える作業は困難を極めました。超硬素材でダイヤモンドは硬すぎるため、輪郭を整える事が出来ず、基本的に原石の形を活かしたカットに仕上がる外無かったのです。ダイヤモンドをクリーピング(カットする)する選択肢も有りましたが、思わぬ方向に砕けてしまうリスクが有るなど結果が不安定なクリーピングはあまり行われていませんでした。モースの開発したブルーティングマシーンで輪郭を自在に整える事が出来るようになると、ダイヤモンドは左右対称のカットスタイルが流行します。

それ迄は原石の形に添ったカットか、原石の目に沿って四角く仕上げるしかなかったダイヤモンドは2辺を丸く研磨してマーキースカットが出来上がります。その後、3辺を丸く仕上げたペアシェイプが開発され、さらには4辺を仕上げたオーバルカットが開発されます。そして最終的に4辺を丸く仕上げ全体を真円にカットするラウンドカットが誕生するのです。モースの作り出したラウンドカットはそれまでに開発されていたオールドヨーロピアンカットとは明らかに美しさが異なっていました。

1919年にダイヤモンドデザインの中で発表されたトルコフスキー案の図面にはパビリオンファセットやクラウンファセットの一致などの条件はなかったため、(そもそもスターファセットやベゼルファセットの役割については、あまり触れられておらず、不完全な理論だったが光の反射という光学的な発表はダイヤモンドの輝きを考えるうえで当時としては非常に重要だった。)それまで誰もダイヤモンドの対称性やクラウン部分とパビリオン部分のガードルを挟んだファセット稜線の一致や連続性などに気を留めていなかったのです。

現在も現役でダイヤモンド研磨に携わるベルト氏、開発者本人の研磨したハートアンドキューピッドは至高の仕上がりで見る者を魅了し続けています。記念のダイヤモンドなるにふさわしい品質を持つブローチのダイヤモンド、お二人の記念にピッタリの逸品と言えます。ぜひ店頭でその輝きをお確かめください。

ブローチのダイヤモンドはボツワナ産最高品質原石をベルギー研磨仕上

※フィリッペンス・ベルト氏の開発したハートと矢模様のモザイクパターンは当初別の名前で呼ばれていましたが、現在は商標の問題でハートアンドキューピッドと呼びます。ハートアンドキューピッドは中央宝石研究所の登録商標です。

※優れた研磨技術の結晶であり、愛の逸話をいくつも持つハートアンドキューピッドパターンですが、ダイヤモンドのカットグレードの内シンメトリー(対称性)が特に優れていれば、G.I.A.カットグレードがエクセレント以下のベリーグットでも、クラウンとパビリオンのファセットの先端が一致している事や、複数存在する同種のファセットの形が合同一致している状況であれば実はハートアンドキューピッドパターンは出現することが分かっています。

 

 

3.ベルト氏は2ct以下のダイヤモンド専門の研磨師

ダイヤモンドは10ct以上、5ct以上、2ct以上、2ct以下で研磨のノウハウが大きく変わります。ダイヤモンドの輝きは他の宝石とは異なり強く特殊な為、サイズによって輝かせ方や光らせ方、光(明るさ・彩度・温度)の取り扱いを考える必要があるからなのです。フィリッペンス・ベルト氏は2ct以下、中でも特に1ct以下のダイヤモンドの研磨が専門です。ベルト氏の専門とするサイズのダイヤモンド2ct以下、特に1ct以下のサイズでは光の調節は不要です。大粒のダイヤモンドで有効な虹色だけを引き出したり、白い色だけを際立たせる引き算のノウハウは2ct以下のダイヤモンドには似合わないのです。

1ct以下のダイヤモンドでは、すべての光を余すところなく完全に輝かせる事が求められる為、ベルト氏はダイヤモンド表面に当たって跳ね返る「ホワイトライト」や「シンチレーション」と呼ばれる星のきらめきの様な白い光、石内部に入射して分解される虹色の光「ディスパージョン」、そして全体の輝き「ブリリアンス」が、それぞれ最高に発揮される様に1つ1つのダイヤモンド原石と向き合って研磨していきます。アントワープブリリアントで拘っているのは、それら3つの輝きが最高に揃った時に発輝されるファイヤーです。一部のダイヤモンドメーカーでもファイヤーについて数値化したり研究したりする動きが出てきていますがBRIDGE銀座では早くからダイヤモンドと言う宝石の持つ特性を理解しファイヤーを放つダイヤモンドを追いかけてきたのです。

 

これは是非とも店頭でご確認いただきたいのですが、BRIDGE銀座で展開するアントワープブリリアントのダイヤモンドは表面の空気が超高温で蜃気楼のように揺らめいて見えるようなファイヤー(輝き)を発揮するダイヤモンドを選定しています。大切な想いを込めて贈る(贈られる)最高のダイヤモンドに想いを込めてみてはいかがでしょうか^^

 

 

本日のブログはいかがでしたでしょうか?最高の原石を最高の研磨者が仕上げる。その美しさは究極的です。キューピッドのハートの矢で射止められたお二人にぴったりのハート&キューピッドパターン♡とてもロマンチックですよね!そして、発輝されるブリリアンスとファイヤーをぜひ店頭でご確認くださいませ。私たちは美しいダイヤモンドをより多くの方へお届けしたいと考えております。素敵なお二人のお越しをスタッフ一同、こころよりお待ちしています。

 

BRIDGE ANTWERP BRILLIANT GALLERY

〒104-0061
東京都中央区銀座2丁目6-15
第1吉田ビル1F (アクセス)

営業時間 11:00~19:30 通常木曜定休(営業カレンダー